【腸と睡眠】睡眠の質と腸内環境の関係(日本睡眠学会第46回定期学術集会一般演題より)

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2021/10/14

みなさんこんにちは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。最近では事業拡大からの法人化を目標として、スポーツだけでなくさまざまな睡眠に関連する課題への取り組みを行なっています。

今回も日本睡眠学会の一般演題から取り上げたいと思います!
今回は企業との共同研究となりますので、今までにもありましたが、研究の概要だけかいつまんで、あとは僕がこのあたりをどのように考えているか投稿できたらと思います!

この演題の題目は「微細藻類ユーグレナの継続摂取による睡眠の質と腸内環境への影響

ユーグレナはミドリムシで、この長期接種で腸内環境が整うかというのに加えて、睡眠の質も併せて測定するような形です。

今回の睡眠検査はPSG(睡眠ポリグラフ検)とアクチグラフに加えて、二種類のアンケートも実施しました。

腸内環境は検便により、腸内細菌を調べました。

今回の研究で得られた結果の一部を紹介すると
「不眠傾向があった人は長期接種でPSQIが有意に減少(睡眠のアンケートで睡眠が良い結果になった)」という結果が得られました。

主観的睡眠感と腸内環境の関係が示唆されます。

もうひとつ面白い結果が、PSGの結果ではN3、N4と呼ばれる深い睡眠が増加したのに対して、アクチグラフの結果では、N1、N2と呼ばれる浅い睡眠が減少したという結果が出ました。

一番脳内を測定し正確な睡眠データを測定できるのはPSGです。このPSGとアクチグラフの一致率は60%以下という結果が出ています。

腸内細菌の継続接種により
・ストレス負荷タスクによる真北数の上昇を抑制
・セロトニン放出の促進
などの効果が得られました。

つまり、ストレスに良い!となります。(ざっくりまとめました)

難しい腸内細菌のお話もありましたが、僕自身も詳しくないのでちょっと割愛します(笑)
まとめると、腸内細菌を整え、ストレス環境を良くしてくれるとのことです。

腸と睡眠については結構関りがあると考えていて
良く「寝る3-4時間前までには夕食を食べ終わるように」というのも、この腸との関係にあります。(腸だけではありませんが)

それこそ腸に限らず、内臓機能は睡眠の様々な部分と関わっているので、僕自身ももう少し勉強しないとなと考えているところです。

ホルモン分泌なども含めて、内臓から睡眠へアプローチがもっとできるようになれば、食事の面からももっと良いアドバイスができるのかなと思っています!

他にも日本睡眠学会一般演題についての投稿をしていますので、こちらからご覧ください!

さて、11月の頭から寝具を「マクアケ」にて先行販売する予定です!
詳しくはこちらからご覧ください!

商品を出すにあたって、結構いろんな壁にぶつかっている状態です。
無事スタートはできそうですが、今回はプロジェクトが成功しなければ全て販売もなしというプロジェクトになっております。

必ず成功させるためにも、出来る事を最大限におこなっていきたいと思います!
もうすぐで2週間を切りますので、そろそろプロダクトの発表もしようと思います!

OfficeS4S 代表
睡眠指導者 松本