個人ではたらくということ

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2021/04/28

みなさんこんにちは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。

先日はお仕事の関係で西新宿を歩いていました。
ちょうどお昼ごろの時間帯だったので、オフィスタワーから人がぞろぞろでてくるわけです。

大きい会社で仕事をしたことがないので「うわぁ」とは思いましたが、決して僕は大きい会社の中で働きたくない!とか、そう思ったこあとはありません。

知り合いのフリーランスの方が
「スーツを着て働きたくない!」という理由でフリーランスを目指したようですが、おそらくそういう人も多いんじゃないかなって思います。

でも僕はそんなこと全くなくて

むしろ革靴で足が蒸れてしまうこと以外はスーツかっけー!っていう感じなんですよね(笑)気が引き締まるといいますか。

そんな今日の服はこちら。

まさかの「Lee」説得力0.

僕はスーツも着ますよ!ってことを話したかっただけなんですけど
なんかタイトルが自己啓発みたいになってしまいましたね。すみません。

そういえばこの天気、ちょうど一年くらい前のノートやよくプロフィール写真を使う写真をとったことを思い出します。

このメインビジュアルの写真ですね!葉の緑が綺麗で、ちょうど今もそんな感じですよね!

この時から一年、なかなか思うようにいかないなぁという状況ではありますが、上手くいかないことも含めて楽しみながら、いろんなことに挑戦していこうと思います!

今度、ちょっと枕紹介してください!と言われているので
その記事が出ると思います!


ではでは!(手抜き感)

OfficeS4S 代表 松本

選手向けに、今までにないものを

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2021/04/24

みなさんこんにちは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。

今この記事を書く始めているのがだいたいお昼の3時ごろ、少し遅くなりましたが洗濯機を回しているところです。

なんか冷蔵庫も電子レンジ(爆発済み)も洗濯機も調子悪くて、今日に限っては洗濯機がすすぎの状態からすすまないんですよね。それでなかなか終わらないなと思ってたらずっとすすいでるんですよ。

高校3年生のもうほとんど授業がなっくなった2月に一人暮らしを始めて、それからずっと使っているのですが、本来もうちょい持つものなんでしょうけど、物持ちがよくないのかな、もう駄目な気がしています...

ちなみに今洗濯しているのは、ちょっとお仕事に使うような材質で、洗濯したらどんな感じになるのか、ほつれるのか、綿が出てしまうのか、などを見ています。

ちなみにこれを製品化するつもりはなく、基本的に僕のクライアントの選手の方が、欲しいのであれば、これを使ってもらうというような形になります。

いくつかこの商品を作成するのにメーカーさんや工場さんにあたりましたが、ものをつくるのは簡単だけど「これ、儲かるの?」みたいな感じでよく言われます。

儲かる基準にやってたらこんなん作らないわ!て思うけど、まぁ一般的な意見なので、受け止めながら、少しずついろんな方向に還元できたらなと感じています。

と、こんなことを書いていたら洗濯機がすすぎモードからやっと脱水に切り替わったようです。かれこれ1時間以上すすがれてたのかしら。

ちょっと話を戻すと、今は選手向けに開発しているものがあります。やはり似ているもので言うと「マットレストッパー」になるのかなと思いますが、それとも少し違って、むしろ「ベッドパッド」の方が近いのかなと感じてます。

(ちなみにマットレストッパーというのは、マットレスの上に敷く薄いマットレスで、主に寝心地改善などに使われます)

固綿

これはその製品の一部ですね。
ちょっと実験的にやったのがうまくいって嬉しかったので写真を撮りました。

たしか何名かの選手には話しているのですが、聞いていなかったり興味のある選手がいればぜひ聞きに来てください。

やっていることは、このご時世にしてはアナログすぎる内容なので、アナログマットレスとでも名付けましょうか(笑)それくらい手間がかかりそうなものですので、今ここで全貌公開したところであまり真似されることはないんだろうなって思っています。

これは、その残骸たち。

そしてこういうのも結構テストしました。
こういう3次元樹脂のものって、あえてメーカー名などは伏せますが、やはり「アスリートに向いている!」という打ち出し方で宣伝をしているので、人気があるように感じます。

一方で離脱も良く見られ、〇〇が使っているっていってたから買ったけど、すごく硬くて身体が痛くなってしまった

なんてことも良く聞きます。もちろんそれが好きな方も多くいらっしゃるので一概には言えないですが、睡眠中の長い時間その上にいるわけですから、やはり自分にあったものでないと、こういうことが起きてしまいますよねというお話でした。

「ものを作る」と「ものを売る」とでは必要な工程も知識も変わってくるので、積極的にこういう経験をしてよかったなと思っています。

「ぴーっ、ぴーっ」

やっと洗濯が終わったので干してから、オフィスに向かいたいと思います。

OfficeS4S 代表 松本

社名プレート完成!OfficeS4Sは睡眠からスポーツパフォーマンスを上げます!

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2021/04/22

とうとう暖かくなってきましたね。そろそろ半袖の季節でしょうか。いつも5月には暑いから、まだまだ長袖着てダウンも来てー、春っていっても4月ってめっちゃ寒いじゃん?だから今年は4月なのに暖かくなるの早いなーって思ってたら、もう4月22日!あとちょっとで5月じゃん!半袖じゃん!

ということで、みなさんこんにちは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。

季節の挨拶から入ってみましたがいかがだったでしょうか。お気づきの通り文脈は適当です。取引先とのメールと違って、深く誤字脱字には注意せずだらたらと書いております。

そんなわけでタイトルにもある通り、社名プレートが出来上がりました!

OfficeS4S

どうでしょう?なかなかいいのではないでしょうか?

これはコワーキングスペースの入り口にあるのですが、プレートが完成したときに受付の方に「配置はどちらにされますか?」と聞かれて

「1番目立つところにお願いします!」っていおうとしたのですが
その後すぐ「ここかここになります」と言われて2択しかなかったので

真ん中だか上の方だかちょっと微妙なポジションに位置しております。
中途半端なポジションですので全体図は控えました(笑)

とはいえとても毎日快適に仕事させていただいて、良い所だなぁと感じています。

ちなみにデスクはこんな感じ

こういう写真撮ろうと思ったら、画面に個人情報がないかとか必要以上に気にしてしまいますよね(笑)

基本コーヒーとお水がサポートしてくれてます。

左端にあるのはマスクです。あれは決して散らばっているのではなく定位置ポジションです。乱雑な性格ではありません。

これ、共有デスクなんですけど配線が裏やばそうですよね。仕事初めにはロッカーからこれ全部持ってきて、家に帰るときは全部しまっています。もちろんモニターも。

僕は配線が嫌いなので極力まとめたつもりです。が、いつもこんな感じ。
なんかみんな散らばりたがるんですよ、僕はまとめようとしているのに。

ここのデスクだけでなく、後ろにはソファがあるので気分転換にそっちにいって携帯やiPadを持っていくこともあります。

選手とのセッションはここではなく、別の防音室みたいなところにラップトップを持っていって行なってます。

受付に「ご自由にお取りください」と書いてあるかごに入っているお菓子があるのですが、それを良くいただいてます(来客用なのかしら)

ちなみに基本はサンダルでうろうろしています。足が蒸れると嫌なんですよね!外行くときは革靴だし、革靴って蒸れちゃうのでオフィスではサンダルを履いています。

靴下はお気に入りの白ソックス。ちなみに5本指ソックスしか持っていません。
この写真は少し前の写真なのですが、投稿しようとしている今日の足元はこんな感じです。

多分中学生か高校生くらいから5本指しか履かなくなって、指がうまく動かないと気持ち悪くなってしまったんですね。ほら当時は一応サッカー頑張ってたので。そのあたりもわりと繊細だったんですよ。

サッカーやめてからもここはなぜか変わらず、というか靴下は5本指が当たりまえになっていますね、自分の中だと。
重いもの持ち上げるときとか、なんか力を使うときって踏ん張るじゃないですか?その時やっぱり指って大切だと思うんですよね。

なんか靴下の話になったら、割と長く文章かけそうだったので今度の投稿に取っておきますね(笑)だってただでさえそんなにネタがないんで(笑)

というわけで(どういうわけか)、社名プレートが完成しました!という報告でした。OfficeS4Sは睡眠からスポーツパフォーマンスを上げることを目的としています。もちろん、一般の方でも、スポーツを全くしていない方でも睡眠に関して悩んでいて、ぜひ指導を受けたいという方はお気軽にお問い合わせください。

なんか不思議な職種だなと思う方もいると思いますが
なぜこうなったのかというと、それはこちらに書いてあるのでぜひ飛んでみてみてください!

今上に出ているURLの写真、多分ちょうど1年くらい前かもなぁ...
半袖だし!きっとこのくらいの時期だろう!

OfficeS4S 代表 松本

時間は有限、睡眠は固定費です!

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2021/04/21

みなさんこんにちは!

アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。

月曜日、火曜日と結構ぱつぱつ予定ですのでなかなかゆっくりできず(いつもゆっくりはしていないですがw)水曜日はいつもより多めの睡眠。

といっても良く言われる寝だめのように、何時間も多くとってしまうとサイクルが乱れてしまいます。ですので、起床時間はいつもと変わらないのですが、その後に少し仮眠をとるような形で補っています。

目標は週50時間睡眠!わりと達成するのも忙しいビジネスパーソンなら難しいのではないでしょうか。

「だからフリーランスになって自由な時間を手に入れよう!」とかそういう話ではありません。もちろん時間がない方もいると思うのですが、そこでまず睡眠を削ろうとしないでほしいのです。

時間は有限です。だから他人が寝ている間に努力して...みたいな美談がありますが、やはりそれは推奨できないというか、良くないことだと思うのです。

僕は、何かやりたいことがあるなら1日24時間あると思わないでくださいというお話をすることがあります。

タイトルにもあるように「睡眠は固定費」です。削れないものなのです。
1日8時間の睡眠時間が必要な場合は、みなさんが自由に使える時間は16時間なのです。8時間をどう減らそうかではなく、睡眠指導者として、16時間をどのように有効に使うのかを考えるべきだと思います。

ということで

今週も目指せ50時間睡眠!ぜひみなさんも。

Office S4S 代表 松本

「とにかく書こう!」と思えた日なので、とりあえず書きます。

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2021/04/20

みなさんこんばんは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。

睡眠を指導するってどういうことってどういうこと?という方や
今回はじめましての方は

こちらから僕がどうしてこの職を選んだのかなど一度経歴をまとめてあるのでぜひご覧ください!

今日の内容はタイトル通り

「とにかく書こう!」

と思えた日なのでとりあえずこのブログを立ち上げて書いています。

今までは「睡眠」に対してしっかりと向き合い

どういう話題を取り上げてまとめれば、より読んでくれる人に届くかとか
睡眠に関して多くの情報をいろんな方が発信している中で、じゃあ自分はどう差別化するかなど

考えて、手を動かしていないという感じでした。。

今もどちらかというとそうなんですが、睡眠について、どのように発信しようということを常に考えています。そこをぶらしちゃうと良くないのかなって思っていました。

その中でインプットの量が追い付かず、どうしてもよくあるような快眠法であったり、睡眠の知識の投稿ばかりになってしまいますし、それがあまり良くないのかなと更新頻度が遅くなったりと。。。

さて、本題ですが、なぜ今日「とにかく書かなければ!」と思ったのかといういと、元ネイリストの方とのお話でした。

その方は今はもうネイルはやられていないようなんですが、当時はブログで集客をしていたそうです。でも、ネイルをやりたかったというよりは、自宅でのんびりと働きたかったようなんですね(それで人気が出て忙しくなり、のんびり働けなくなったのでやめたんだとか)

「それでも、ネイルについての情報とか勉強して発信してたんじゃないですか?」と質問すると
「全然!(笑)普通に日常にあったことブログにしてただけだよ!」とのことでした。

それで集客ができるのか、ネイルについての情報など発信していないのに、なぜ集客ができるのか不思議だったので、なぜ集客ができたのか、ブログを書き続けていたのかを尋ねると、このような答えが返ってきました。

「日常をブログにしてるだけで、私の人となりがわかるじゃない?だからうちに来てくれるひとは会ったことないけど、私がどんな人かブログを読んで知ってきてれているから、話も合うのよ」

はあぁ、なるほど。人となり。

なんか自分をどう見せようとか、「これだけ睡眠について詳しいぜ!」とか

そういうことばかり考えていました。そうではなく、このブログから
僕がどんな人間かわかればいいなと思って書けばいいんだと。

それで「とにかく書こう!」って思いました。
それだけです。

僕のことだからそれが続くのかどうかはわかりませんが、日常にあったことだけでなく、どんなことを考えているか、どんな目標があるのか、どんな夢を見たのか、そんなことを適当に、自分の言葉でかけたらなと思います。

そして僕にこんな睡眠の悩みがあるんだけど、とか
睡眠をちょっと変えてみたいんですけど、とか

そういう相談が増えてくれると嬉しいなって思います。

もちろん、睡眠についてのことや活動報告も必ずあげていこうと思います。

もちろん、日々睡眠に関しては勉強中ですし、選手の睡眠をみていると新たな発見もあるのでそれだけでも勉強させていただいています。

それ以外にも新たなチャレンジをするために、経営やマーケ、経理や統計など幅広く勉強をしています。

自分のやる意義のある仕事はなんなのか。目指すべきなのはどこなのか。

「眠り」をテーマに今後も取り組んでいきたいと思います。

OfficeS4S 代表 松本


「紙とペンを使って、睡眠前に脳の整理整頓を!」眠れない夜はアスリートもそうでない方も脳内を整理整頓しましょう!

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2021/04/10

みなさんこんにちは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。

今回の内容は、昨年末に一度Facebookに投稿している内容なんですが、少し肉付けして投稿しようと思います!ということで、睡眠前の「脳内の整理整頓」について少し書きたいと思います!

選手の姿勢に刺激

僕は選手とのセッションをzoomを使って行うのですが、これはびっくりしたというのがあって、ほとんどの選手がノートとかスマホとかでメモしながら話を聞いてくれるんですよね。特に初回は。

データもこちらが持ってるので説明すればなんとなくわかると思うんですけど、その中でもモノにしようとする姿勢とかは本当にこっちが指導する立場なのに学ぶべきことはたくさんあると思いました。

ただ睡眠の知識を提供しているというわけではないので、そんなにメモすることはないと思うんですけど、刺激を受けるんですよね。

あとは、質問の質というんでしょうか。ここに着眼点があるんだということもあります。選手は自分の身体が商品となるので、敏感な部分が些細な部分にも現れるんだなと日々いろんな選手とセッションをするたびに感じております。

こんな感じの内容を年末に投稿したのですが、せっかくなんでそれに付随して、紙とペンを使った睡眠法について説明したいと思います。

眠れないときはベッドの外に

アスリート以外からも相談を受ける中で「眠れない」という相談はやはり多いです。ぐっすり眠れない他、眠るまでに時間がかかるという方も良くいますね。

「ベッドに入ってから、なぜだか目が冴えてしまって、一時間以上眠れないことがある。」
このような経験はないで?僕が相談を受ける中でも、これとほとんど同じようなことをいう方がいます。
そんな方に必ず僕が言うセリフがあります。

「そこにいても眠れないから、とりあえずベッドから出て!」

眠りたいのにベッドから出て!ってどういうこと?と思う方もいるかもしれませんが、これがベッドの中でなかなか眠らない方には効果的な方法です!

ベッドの中でなかなか寝付けない状態が続いてしまうと

ベッド=眠れない場所

と脳が学習してしまいます。また、さらに考え事などをしてしまうと

ベッド=考え事をする場所

となってしまいます。なかなか眠れないという経験がある人、ベッドに入ると毎回同じようなタイミングで同じような考え事をしませんか?そこから少しずつ派生していっていろんな考え事をしてしまうようになって...

そうなる前に、思い切ってベッドから出てしまいましょう!

どのタイミングでベッドから出れば良いの?

眠りにつくまでが5分以内と早すぎる人は、少し睡眠を欲していて睡眠不足の疑いもあるので注意が必要なのですが、だいたい15分-20分程度が、脳が休まり眠りにつくまでにかかる時間と言われています。

目を瞑ってなかなか寝付けない感覚があり、時計をみて30分以上経っていて眠れる気配があまりない場合はもう起きちゃっていいと思います!

30分経ってうとうとし始める方はそのまま眠ってよいです!わざわざ30分を目安に無理に起きる必要はありません。ただ、一つの目安として30分後、その時点での眠気と相談してみてください!

ベッドから出た後は何をするのがベスト?

考え事などをしてなかなか寝付けなかったときは、その考え事を整理できるように紙とペンを用意して、考え事を書き出すという方法があります!そこで脳を整理整頓することで再度スムーズに入眠できるようになることがあります。

あとは不安や考え事も、しっかり深堀りすると
「今考えたって仕方ないや」ってなることがほとんどなんですよね(笑)

頭の中が整理整頓できるのでぜひ試してみてください!

ただ、紙とペンがすぐに用意できない人、ちょっとそれはできないかなって思う人。
せっかく起きるならスマホを触りたいとかも思うかもしれません。

もちろんおすすめはしていませんし、寝る前のNG行為として取り上げられることが多い寝る前のスマホですが、かなか寝付けない場合には軽くいじるくらいなら僕はOKしています。

その代わり、スマホを使うときの注意点も併せて説明しています。
要するにこれはしていいけど、これはしないでねということです。

スマホでして良いこと

・メモ(紙とペンで行なうのをスマホでする)
・お気に入りの動画を見る

動画なんて見ていいの?と思うかもしれませんが、良く動画を見る方のなかには何回か見ているお気に入りの動画があると思います。好きなYouTubeチャンネルの面白い回や、好きなアーティストのMVなど、気持ちがリラックスできるものは見てよいと思います。ただ、画面の照度はしっかりと下げ、ブルーライトを顔の近くで浴びすぎないように意識をしてください。

スマホでしてはいけないこと

・SNSの投稿・タイムラインの表示
・友達とのやり取り
・新着の動画を見る

まずSNSは新しい情報がたくさんあります。スマホのブルーライトよりも、いろんな情報の方が脳を活性化させてしまいます。脳は新しい情報が大好きなのです。気が付かぬうちにSNSの画面をスクロールして、新しい投稿を欲していませんか?

また友達とのやり取りも、返信を返すと次に返信が返ってくるのか気になってしまいます。通知がくるかもしれないという気持ちでは脳が興奮してしまい、なかなか眠りにつくことができなくなります。通知が来て通知音が鳴ってしまうと、音で起きてしまうだけでなく、見ないようにしてもその内容が気になってしまうものです。ですのでスマホを見る際には、連絡は取らないようにしてください。

今のSNSの中で、InstagramTikTokは、再生ボタンを押さずとも動画が勝手に流れます。開いているだけで動いている情報がどんどん目に入ってきます。人を引き付けるにはとても良いのだと思いますが、これは寝る前に見てしまうと永遠と新しい情報が動的に取得できてしまうので、そう簡単に脳が落ち着くことはありません。ですので、仮に眠れず、スマホを見る際にも使い方には注意が必要です。その部分の説明は僕もクライアントの選手には欠かしません。

いかがでしたか?

脳の整理整頓の仕方は人それぞれです。注意点を守りながら自分に合った方法をぜひ試してみてください!

OfficeS4S 代表
睡眠指導者 松本光浩

【活動報告】日本睡眠学会主催「不眠症の認知行動療法ワークショップ2020」参加 (2020年12月)「認知行動療法とは何か?」

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2021/04/07

アスリートやスポーツ選手を目指す学生を中心に、睡眠指導および管理などをしております、松本と申します。

先日、ホームページ改修の報告をして久々のHP更新となったわけですが、これからの投稿、事後報告となることが多そうです(笑)

その間にもいろいろと参加もしているので、投稿の頻度次第ではなかなか追いつかない!という感じにもなってしまいそうですが、なんとか頑張りたいと思います!

というわけで表題でもある通り、2020年の12月に日本睡眠学会が主催する「不眠症の認知行動療法ワークショップ2020」に参加しました。

「認知行動療法とは何か?」

認知行動療法(Cognitive Behevioral Therapy;CBT)とは、人の物事の受けとめ方(これを認知と言います)と対処の仕方(行動)に焦点をあてた治療法です。睡眠の問題に対して有効性が高いことがわかっています。

不眠症への認知行動療法(CBT-Insomnia)を省略してCBT-Iと呼び、、【刺激統制法】や【睡眠制限法】【筋弛緩法】などの様々な技法があり、それを組み合わせることでより効果が得られると言われています。

このあたりは【睡眠衛生】と呼ばれる「寝る90分前に入浴をしましょう」とか「午後3時以降のカフェインの摂取は控えましょう」などのものに比べても効果があると言われており、基本的に心理士の方が行なう技法です。

この講義や僕が良く参加させていただくCBT-Iのセミナーは公認心理師や臨床心理士の方が対象のものが多いです。

事前に購入の指示があった本です。

これを持っていなかったので少し参加を躊躇したのですが、そもそもこの教科書が面白い!具体的な不眠の例や、どのような接し方をするべきか、実際に対話形式で書かれている部分が多く、「ワークショップ」という感じでした。

実践を通して学ぶことも多く、他人の「眠れない」に対してどう向き合うかってとても大切だし難しいなって感じました。

よく見かけるのは「幼いころから不眠症で」とか「睡眠障害を経験し」とかあるのですが、そういう人でCBT-Iではなく他の睡眠衛生やグッズなどで解決しようとしているのは、結構主観的な部分があるのかなと思います。

要するに「私はこれで解決したから」という感じですね。

それを全否定する気はもちろんありませんが、実際にCBT-Iを受けて改善された方で、それを学び不眠のカウンセリングを行なっている方も知っています。そっちの方が信頼できるのかなって、これは私の主観ですがそう思います。

ちょっと関係ない話ですが、「不眠の方に対する事業をしてます!」みたいなDMが突然来て、単純にそれはSNSマーケ?営業だったのですが、CBT-Iのかけらもなく(実際に行なっていたらすみません)、商品を売ってそれで解決してください!みたいな感じっぽかったんですね。そしてあとはもちろんコンサルもします!みたいな感じですが、基本睡眠衛生に触れるだけなんだろうなぁと。しっかりとした研修後だとこういうの、ちょっとなぁって思っちゃいますよね。

ただ、全く知らない人からすると、結局どれが効果があるの?とか、どの人なら信頼できるの?とか、全然わからないと思うんですよね。
そして、解決するかどうかもまちまちだと思うんです。モノで解決する人もいれば解決しない人もいるし、実際に心理のプロを尋ねても改善しないことだってある。

どれが正しいかなんて、確実なことはわからないですが、少なくとも有効性が高いものを実施し、「この人なら相談できるな」と思えるような発信をしていかなければいけないなと思っています。ちょっと下手かもなぁ。(笑)

選ぶ人の目が肥えてくれるのも大事かな、なんて思っています。

また、このCBT-Iは一時的な不眠にはあまり効果がないと言われていて
僕はスポーツ選手を見ているので、スポーツ選手だと試合前日、試合当日の夜に眠れないことが多くあるのですが、継続してってわけではないことが多いですね。ということは通常のCBT-Iを活用するだけではだめで。

CBT-Iだけでなく他の睡眠衛生法や習慣化なども掛け合わせて、その方にあった最適な対策を見いだせたらいいなと日々模索しております。

このあたりはCBT-Iの専門家の方にご相談したこともあるのですが、なかなか難しいもののようです。難しいからこそ可能性はありそうですけどね!

認知行動療法(CBTーI)、名前だけでも覚えてもらえたら嬉しいです!

Office S4S 代表 松本

プロサッカー選手を目指していた僕がプロスポーツ選手の「睡眠」を支える人になるまで

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2021/04/01

みなさんお疲れ様です。睡眠指導者の松本です!
今日は4月1日、年度始めということでなにか大きな発表がしたかったのですが
現在水面下で動いていることが多く、これといったリリースがないんです...
せっかくの節目なのに..と思ったので、どうして僕が現職である「睡眠指導者」を目指したのか、そのあたりを過去を振り返りながら珍しく深堀しました!
NOTEにも同じ記事を投稿していたのでコピペしちゃいました!(笑)

だいぶ長いですが、気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。

一応タイトルは
「プロサッカー選手を目指していた僕がプロスポーツ選手の「睡眠」を支える人になるまで」です。

(ここから本文です。)

「睡眠の指導ってなに?」と思う方もいると思うので、具体的に言うと、睡眠時間を管理してアドバイスをしたり、寝具のコンサルティングを行なったり、睡眠環境について助言をしたり、眠れない方には認知行動療法を用いたカウンセリングを行ないます。日々自分も勉強しながら、新しい知識を取り入れては実践していくというのを繰り返しています。

睡眠コンサルティングヘッダー画像

そんな僕もつい最近までは「プロサッカー選手」を目指していました。正直周りがどう思っていたのかは知りませんが、本気でなりたかったし、それに準ずるくらいの行動もしてきたつもりです。これでなれなかったら仕方ない、というくらいまでやってきて結果、なれなかった人間です。(笑)
これは別にネガティブにとらえているわけではなくて、その過程で得たものは相当な財産だし、誰でも経験できることではないと思っています。

僕は割と文章を書くのが得意だし、せっかくこんなにいい経験ができていたのだから、少しでも多くの人に知ってもらいたいなということもあり、自分のなりたかったスポーツ選手に対して睡眠の指導をするまでの経緯を書いていこうと思います。少し長くなるかもしれません。(笑)
また、プロサッカー選手を目指していたことがわかりやすいように、高校、大学と割といい部分をかいつまんで書きますが、実際はもっと紆余曲折ありました。そこはいつかまた文字に起こしたいと思います。

少年団、街クラブからの強豪校へ

サッカーを始めたのは5歳の頃。ユニフォームとレガース(すね当て)の格好良さに憧れてサッカーを始めました。幼稚園で行なっていたクラブで週に1度サッカーをすることになり、最初はルールも知らず、ボールが来たらとりあえずゴールに蹴りこみ、それがオウンゴールで号泣したというエピソードもあったようです...。そんな僕がサッカーを真剣に取り組み、サッカー選手を目指すきっかけになったのが実はサッカーをやめた今でも鮮明に覚えているんです。試合形式の練習中、シュートがなかなか決まらずにいた僕に当時のコーチが
「ボールが来たら、一度キーパーの位置を確認してから、シュートを打ってみよう。」
とアドバイスをくれました。僕はそのアドバイスを受けた直後、ボールが来たのでコーチのアドバイス通りトラップしてから顔を上げました。するとキーパーの位置がしっかりと見えて、空いている方にシュートをしたらゴールが決まりました。
「そうだ!ナイス!」
そう褒めてくれました(と思います)が、その声は僕に届いていませんでした。その感触とゴールの感覚、サッカーって楽しい!そう思った瞬間で、僕のサッカー人生はそこから始まりました。
その後に活動を地域の少年団に移し、中学校では街のクラブチームに所属しプロを目指してサッカーを続けました。ここは正直端折って話しても良いくらい目立った成績は残せませんでした。決してチームが強かったわけでもなかったし、自分が飛び抜けて才能があった選手でもありませんでした。

転機があったのは中学三年生の夏。たまたま受けたセレクションで声がかかり、全国優勝の実績もある流通経済大学付属柏高校への進学が決まりました。あの時の興奮は今でも鮮明に思い出すことができますが、気が付けばもう10年前の話。24歳の10年前なんてたかがしれていますが、それでもほこりが被っているくらい昔のような思い出です。

プレミアリーグスタメン奪取と選手権ベスト4

目立った活躍もないまま、全国の中でも強豪である流経大柏高校に進学。おそらく今回の記事以上の内容はかける分量の経験があるので、高校時代の前半部分はカットさせていただきます。どん底を経験してもあきらめずにはいあがり、高校3年時の9月にようやくスタメンを奪取しました。一生スタメンに名を連ねることなんてないんじゃないかと不安になりながらも、とにかくいろんなことをやり続けた結果のスタメンでした。ちなみに同サイドでコンビを組んだたか(新垣貴之:現ギラヴァンツ北九州)は大学で活躍しそのままプロの道へ進みました。

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選手権の予選は10月。このままスタメン定着かと思ったのが束の間、次の週にはベンチにも名前が入りませんでした。決してその試合がダメだったわけではないのですが、その後の練習の紅白戦でポジションを奪われてしまいました。本当何があるかわからないし、油断は禁物だなと、痛いほど知らされました。
そのまま選手権予選が始まり、準決勝まではベンチ入りができたのですが、決勝はベンチ外。チームはそのまま優勝し、全国大会への切符を手にしました。心境でいえば、まだトップチームには残っていましたし、またチャンスがもらえるかもしれないと仲間に感謝の気持ちでいっぱいでした。

しかし、結局チャンスはものにできずに全国大会を迎えました。僕の立ち位置は絶妙で、背番号はもらったのにベンチには入れない。30人登録のベンチ入りが18人なので、19-30番目の選手だったということでしょうか。
チームはベスト4での敗退。悔しさよりも大学で絶対見返してやろうという反骨精神の方が強かったと思います。

埼玉スタジアムで、歓声の中ボールを追いかける選ばれた選手をベンチでもなく、スタンドでもなく、ベンチ裏という絶妙なポジションで見てたあの悔しさはサッカーをやめた後でも自分を奮い立たせてくれます。

ちなみに紅白戦で僕からポジションを奪った陸(大竹陸:現ヴィアティン三重)は今もサッカー続けてるし、なんなら当時は左サイドバックだったけど、諒也(小川諒也:現FC東京・日本代表)がJリーグを舞台に左サイドバックで活躍しています。今となればどうしようもなかったかなって感じです。

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人生を変えた大学サッカー

悔しい高校生活を経て僕は桐蔭横浜大学に入学しました。桐蔭横浜を選んだ理由は、関東一部リーグだからということ、スポーツが学べるということ、そして流通経済大学と戦いたいということ(進みたくなかったという方が正しいかもしれません(笑))です。高校時代と同じく、苦労した時代は割愛させていただきます。本格的にトップチームに絡みはじめることができたのが大学2年時の冬です。それまでは下のカテゴリーでいましたが、それを評価していただき(結果を出していたかと言われると微妙でしたが...)先日Jリーグでも優勝した川崎フロンターレとの練習試合にメンバー入りできました。たしか45分を3本やったのですが、僕が出場したのは2本目の途中からと3本目。その3本目には僕が2点を取り、結果的に4-1であのフロンターレに練習試合とはいえ勝つことができたのです(失点も僕のマークの選手からでしたが...笑)。もちろん当時から大島僚太選手や、先日引退を発表された中村憲剛選手は別次元にいた印象ですが、それでも自分の武器は多少なりとも通用できると思っていました。実は僕の知らない人で試合を見に来て評価してくれた人もいたくらい、その時期は脂がのっていたのだと思います。

桐蔭

結局フロンターレ側から評価されることはなかったのですが、監督からは評価してもらい3年時からトップチームになりました。ここでもなかなか思うようにはいかず、新チーム結成時は2トップに大地くん(石川大地:現ガイナーレ鳥取)とくにくん(鈴木国友:現松本山雅FC)がいて、僕のポジションだったサイドハーフにはゼイン(イサカゼイン:現川崎フロンターレ)と隼人くん(浅川隼人:現ロアッソ熊本)が先発メンバーでした。隼人くんは今もロアッソでFWとして活躍されている選手ですが、とてもサイドハーフの選手って感じではなかったんですよね。それで僕は監督に「俺を出せ!」的なニュアンスで交渉にいきましたが交渉決裂。僕がスタメンになったのはその二カ月後のことでした。ちょうどその頃に「睡眠」に着目しはじめたあたりでしょうか。

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はじめてスタメンで出た試合、僕は試合の中で決定的なチャンスをものにすることができませんでした。さすがに笑えてくるような決定機の逃し方で、試合中旭輝(眞鍋旭輝:現レノファ山口)から「自信持てよ!」と怒鳴られたくらいです。旭輝は後輩なのに。本当恥ずかしい...
でもそれが全てで、僕は結果を残すことができない選手だったのです。今更どうしたらよかったのかを考えることはないのですが、振り返ってみるとほとんどの後悔は技術的な部分ではなく、中途半端に几帳面な部分だったのかなと感じています。

実は高校大学とスタメンで出場できた試合は1試合だけ、そしてどちらもその試合を最後に出場できなくなったのです。どれほど勝負事に向いていないんだとも思いますが、結果それが実力なんだと思います。それが大学3年生の時の6月。実際に僕がサッカーをやめたのが大学4年生の時の6月なので1年後になりますね。その1年間はトップチームで試合に出場することはなく、苦しい思いをしながら過ごしてていました(という気がします...)

睡眠学に出会い、睡眠を指導する人になるまで

苦しい思いをしながら過ごしていた気がするというのも、サッカーの面では悔しい思いをしていましたが、実はその他の面では新しいものを見つけた楽しさがあったのです。それが「睡眠学」との出会いです。

はじめは一冊の本でした。ちょうど夜勤のアルバイト中、自分の中で考えたこともなかった睡眠について書かれた本に僕は夢中になりました。スタメンになった日とどっちが早かったか細かい部分は覚えていませんが、同時期だった気がします。また、それと同時期に「ニックリトルヘイルズ氏」という海外でスポーツ選手に睡眠の指導をしている方の記事を見つけました。クリスティアーノロナウドとかに睡眠を教えている人だったんですね。
「あ、世の中にはこんな職業もあるんだな。面白いな。」と思い始めました。その記事と本だけには留まらず、僕は次々と睡眠に関する本を買い始めました。また、大学のゼミ活動では運動生理学が専攻だったのですが、「プライオメトリクス」という瞬発力に関する研究を卒業研究にしようと考えていて参考文献を探していました。それも中止し、先生に「睡眠について研究がしたいです!」と言いにいきました。うちの大学では前例がなく、脳波計(睡眠状態を測定するための機械)がなかったので、睡眠の状態がわからなくともできるような睡眠制限の研究であったり、パワーナップの研究を考えて必死に論文を読み漁っていました。(最終定期には、「いびきが睡眠及び睡眠後の運動に与える影響」という題目の卒業論文を発表しました。)

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しかしその頃睡眠に対しての興味はとても大きかったのですが、あくまでプロサッカー選手になり、引退してからこういった仕事を始めたいなと考えていました。「睡眠=パフォーマンスの向上の一環」と考えていました。

そういった葛藤の中一年間を過ごし、プロサッカー選手を目指しながらもトップチームには入れず就職活動を平行して行いました。昔から極端な性格で、この頃からサッカーがだめなら睡眠について仕事がしたいと考えていたため、寝具関係の企業しかエントリーしませんでした。そこでも「プロスポーツ選手に睡眠の指導がしたいです!まだ日本には浸透していませんが、そこを支えるようになりたいです。」とおそらくどの企業でも言ったと思います。

いくつかの企業に内定をいただきましたが、その想いに一番共感してくれた企業へ就職することに決めました。となるとサッカーはどうしよう。僕は1週間必死に考えました(今思うと、16年続けたサッカーを1週間でやめる決断ができたことはすごいなと思います(笑))。
きっとこの先、僕はサッカー選手として目指すべき場所にはたどり着けない。人生で一番大きな挫折を味わいました。どうせやめるなら、最後までやりきってやめようという選択肢ももちろんありましたが、僕は少しでも睡眠の勉強に時間を割きたいと思い、すぐにやめる決断をしました。(今でもたまにもう少し続けてたらどうなったのかなとも思いますが、おそらく何も変わっていないと思います。)

そして22歳の誕生日を迎えた当日。大学の公式ユニフォームをもって監督のところに行き、やめる旨を伝えました。第二の人生だという意味でも区切りのいい日だったなと思っています。話した内容とか細かくは覚えていないのですが、とてもすっきりとした覚えがあります。その日からすぐに資格取得の勉強をしました。残念ながら当時は一人暮らしをしていて、アルバイトで生活を賄っていたのでとてもお金に余裕がありませんでした。大学生でも取れる金額の資格をそこで取得しました。本当はもっと取得したい資格があったのですが、金額が足りずに断念しました...(ちなみに睡眠に関する資格は現在増えていて、どれも国家資格ではなく民間資格です。)

サッカーをやめてからは、時間ができたので当時の運動施設でのアルバイトを増やしました。そこで睡眠の資格を取りました!と大きく宣伝し(資格取得はこのためでもありました)いろんな方の睡眠相談を乗りました。睡眠に関するアドバイスから、寝具に関するアドバイスまで、インプットとアウトプットを繰り返しました。

中でも「アドバイス通り寝具を変えたら腰痛が無くなりました!」
とか、「睡眠薬の服用をやめることができました!」
とかお世辞抜きで涙が出そうになるくらい嬉しい言葉をいただきました。

もっと多くの人に基礎知識だけでも伝えたい!と思い、社員の方に相談し
その施設の会議室をおさえ、自らちらしを作って宣伝し、睡眠講義を開催しました。そこでも多くの方が来て下さり、実施したアンケートでもお褒めの言葉をいただきました。

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「ちょっとしたアドバイスで睡眠は変わるし、睡眠が変われば人生が好転するかもしれない。」

こういった原体験が今の自分の活動の支えになっています。
(運動施設をやめるときには、講義に参加してくれた方や相談をしてくれた方から多くお手紙をいただきました。それも僕の支えになっています。)

就職してからは、多くの寝具に関わることはできたものの、睡眠指導からは少し離れた生活を送っていました。会社員ですので会社のためになるような仕事をしながら、SNSでの発信は微量ながら行なっているという感じでした。就職活動時になりたいといっていた自分のイメージとはかけはなれてしまったので、睡眠を指導するために独立しよう!という選択になりました。(会社員時代の話もするととても長くなってしまうので、ここでは割愛させてもらいます。)
そういった経験を経て、現在睡眠を指導する人となったわけです。

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プロスポーツ選手に睡眠の指導をするまで

これはビジネスのありきたりな話かもしれませんが、独立してすぐ上手くいくわけがありません。それは当たり前ですし、今も思い描いていた通りかと言われるとそんなことはありません。ただありがたいことに、こういった活動を知ってくれた方から、コミュニティ参加の依頼がきたり、プロスポーツ選手から興味があると連絡をいただいたり、講義の依頼もいただけたりしましたが、全てが全て上手くいったわけではありません、特に睡眠の指導の部分で体系化が甘く、どちらかというと「カウンセラー」のような立ち回りになってしまったり、クライアントから必要ないと言われたりと。今文字にしてみると、ほとんど上手くいっていませんね(笑)

また多くのビジネスをしている方と触れ合ううちに、まだ自分が何も成し遂げていないのに、より多くの人の睡眠を支えたい!特にビジネスパーソンの睡眠不足をなんとかしたい!と形にもなっていないうちにシフトチェンジを試みたりと、方向性がとっ散らかってしまいました。

そのあたりから一般の方からも相談をうけていて、もちろん真摯に対応はしましたが、先に繋がるようなことはほとんどありませんでした。一方スポーツ選手からも相談などがきていましたが、そこも一般の方と同じような対応という感じでした。

そこには当時の持論があって、スポーツ選手は睡眠を大切に考えている人が多い。だからこそ、睡眠を大切にしていない人にこそ、睡眠の大切さを理解してほしい!という思いがありました。今思うとそれは自分がやりたいことであって「需要」ではなかったんですよね。

もちろんボランティアとか、本業があれば全然問題もないし、やりたいことをやればいいのかもしれません。でも僕は独立という形を選んでしまった以上、このままではいけないと思っていました。

そう思い始めた頃に早稲田大学睡眠研究所の西多先生にお会いしました。そこで気づいたのが、一般の睡眠学はスポーツ選手に当てはまらないことがあるということです。

「こういうスポーツ選手がいるとするじゃん?睡眠コンサルタントならどうする?」と西多先生に聞かれるわけです。

「こうしてください。とアドバイスしますね。」

そう返すと

「それ、本当?」

となるわけですよ。ここがすごい面白くて、知識が現場で必ずしも生きてくるとは限らないし、それが正しいとも限らない。
スポーツ選手ならなおさらで、一般的に睡眠に良いとされていることが当てはまらなかったり、その逆も然りなんですよ。

正直もう睡眠の知識なんてネットにありふれていて、僕なんかは見飽きているくらいです。もちろんベースにはそういった知識があるのですが、自分の経験や知識も踏まえてスポーツ選手には面白い提案ができるのではないかと西多先生と話したことをきっかけに考え始めました。

またこのあたりもタイミングよく、スポーツ選手から睡眠について教えてほしいと声がかかるわけです。このあたりから自分の中で需要に合わせた供給をしようと、スポーツ選手にはどういうアドバイスをするべきか、どう考えて睡眠をよくしたいと思っているのか、など一生懸命考えました。するとまた面白いことに、新しい視点が見つかったり、自分なりの指導が体系化されていくのです。
「睡眠を指導するとは、こういうことか!」という今までになかった不思議な感覚と、原体験のような誰かのためになっている感覚が得られたのです。

僕の経験と知識を活かしながら、クライアントと真摯に向き合うことで今は自分の思うような睡眠の指導に近づいている実感が湧いています。こうなるまでに僕に相談してきてくれたスポーツ選手および一般の方には本当に感謝していますし、もっと実力をつけなければ、とも感じています。

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今クライアントを含めてスポーツ選手に対しての想い

ここまでがタイトル通りの自分がプロスポーツ選手の睡眠を支えるまでの道のりです。ここから少し、今のクライアントやスポーツを仕事にしている方に対してどんな想いを持っているのかを書きたいと思います。

結論からいうと「尊敬」の2文字です。

自分がサッカーをやめてから就職して、社会に出てから多く言われたセリフがあります。

「それで生活できる人なんてひとにぎりだし、それは賢い選択だったと思うよ。」
「スポーツしかやってない人よりもいい選択だね。」

僕はこれを一度も肯定したことがありません。就職活動の間にJリーグからオファーの打診があるようもんなら一目散に飛びつきます。当たり前ですが、そのひとにぎりに入るために一生懸命サッカーをしてきたのです。でも僕はそうなれないと判断してこの道に進みました。それが正しいか正しくないかではなく、これ以上プロを目指すという選択肢ができなかったのです。

そこで諦めず、自分の「好き」を貫いてきた人が今、スポーツを仕事にしていると少なからず僕は思っています。僕がクライアントに対して真摯に向き合うことができているのも、そこの「尊敬」があるからです。年上も年下も関係なく、自分ごときで力になれるのならばという思いが強いです。

もうひとつは「羨ましい」ですかね。

シンプルに羨ましいです。体を動かして、自分を表現して、勝敗を楽しんで、それを職業にできていることが、本気で羨ましいです。ただ、それも多くの試練を乗り越えてのことだし、そう思うと自分もこの道で多くの試練を乗り越えていかなければならないのだと、力が湧いてきます。

もし今「夢は何ですか?」と聞かれたら、多分僕はこう答えます。

「満員のスタジアムでサッカーをすることです。あわよくばドリブルで3人くらい抜き去って、カットインからファーサイドにぶち込みたいです」って。

僕の中で「夢」は叶えるとかそういうのじゃなくて「見るもの」なんです。それは職業柄そう答えちゃおっかなというのももちろんありますが(笑)
夢というのは基本的にはレム睡眠中に見るもので記憶や感情の整理などが関係あると言われています。しかし近年ではノンレムスイミンノアイダニモユメヲミルトイワレテオリ...(以下省略します)

叶えられたらそれは、どこかのタイミングで目標に切り替わると思います。本気でそれを実践したいと思うなら目標に設定すべきだと僕は思っています。夢は、叶わないくらい現実離れしていて、大きくて盛大なものでいいんじゃないかと。だって見るものなんですから。

高校3年生の最後のベンチ入りの試合。全国高校サッカー選手権大会の千葉県予選準決勝。相手は習志野高校でした。僕はベンチのまま出場機会はありませんでしたが、その時のウォーミングアップが実は今でも忘れられないのです。習志野高校は吹奏楽部がとても有名で、甲子園などでも注目をあつめるくらい盛大な音を奏でます。音の大きさがすごいんですよとにかく。ウォーミングアップ中、ピッチ内の声が聞こえずに、コーチが身振り手振りで次の指示を出している光景が今も脳裏に焼き付いています。

その時、プロになったらこういう声が聞こえないくらいの声援の中でサッカーができるのか。とすごい興奮した覚えがあります。それは今もなお僕のあこがれでもあります。

こういった僕のあこがれや夢も乗せて、クライアントの方やスポーツ選手にはぜひ大歓声の中(今はコロナで難しい部分もありますが)ピッチを駆け回ってほしいなって思っています。

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睡眠を通して伝えたいこと

学生時代の部分や会社員時代のことも書くと、倍の分量になってしまい読み飽きてしまうんではないかなと思ったのでだいぶ省略して駆け足で書ききりましたが、おそらく自分の睡眠を指導するまでの経緯や思いは書けたんじゃないかと思います。最後に睡眠を通して伝えたいことを少し書いて終わりにしたいと思います。

そもそもどうして「睡眠」なの?って思うかもしれませんが、睡眠って本当に大切なんです。健康の面でも、成長の面でも、どんなことにも睡眠が役に立たないということはないんです。そして毎日誰もがとるということはそれだけ大切ということなのに、蔑ろにする人が多すぎる。

日本は世界で一番睡眠時間が短いので、一部では「不眠大国」とも言われています。睡眠不足はたくさんの問題があり、その背景には日本独特の風習も隠されているのではないかなと考えています。

つい先日Twitterで
「外国人の方に日本人は開始時刻はきっちりと守るのに、終了時刻は守れないといわれた」という趣旨の投稿を見かけました。自分の中ですごく腑に落ちて、こういった背景が睡眠不足の人を多く作り出すのではないかと思います。

歴史的背景や、睡眠を犠牲にして物事に取り組むことが努力ともてはやされがちな部分も含めて、何か根本的な部分にアプローチをしなければこういったことは変わらないのだなと感じています。

日本人は忙しく、睡眠時間が確保できないから、少ない睡眠時間の中でも睡眠の質を上げようというのが最近の「トレンド」というのでしょうか(あまりこういう表現はしたくないのですが)。
「睡眠の質を上げる」というフレーズをここ最近本当に良く聞きます。それは睡眠時間を確保できない前提なので、まずは適正な睡眠時間の確保からだろ!とも思うのですが、どうやら現場の声を聞いていると、本当にそんなに眠れないという職場もあるようです。それならば「質を上げる」にアプローチしても仕方がない気もしますが、やはりそれで終わらせてはいけないと感じています。睡眠時間が確保できないその社会環境にアプローチできるように、そういった構造をひっくり返せるように、日々小さな努力ですが積み重ねていきたいと考えています。これが僕の現時点の大きな目標ですかね。

起業みたいな形で独立したものだから、さぞかし稼いでるとも思われがちですが、きっとこれを読んでる方よりも稼いでませんよ(笑)よく言われるのでこれだけは言っておきたいのです。取引などもあり事務所という形を設けていますが、法人化していないのはそういう部分もあります。こんな微力ではあるんですが、目標くらい大きくないと!ということで日本のバックグラウンドまで変えたいと言わせていただいた次第でございます。

とまぁ少し綺麗にまとめましたが、それよりも何よりも僕は寝ることがとても好きです。食べることが好きな人が、おいしいものを勧めるように、身体を動かす人が運動することを勧めるように、寝るのが好きだから寝るのを勧めているという感じでもあります(笑)

僕の活動を通じて、少しでも自分の睡眠に向き合う方が増えてくれると嬉しいです。10000字以内には収めようとしていましたが、少しだけオーバーしてしまいました。拙い文章でしたがお付き合いいただきありがとうございました。

最後になりますが、睡眠について何かお困りがあればぜひご連絡ください。

2021年4月1日
Office S4S
代表 松本光浩