良く聞く「睡眠の質」とは?睡眠指導者が考える、「睡眠の質の曖昧さ」について

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2021/09/28

みなさんこんにちは!アスリートやプロスポーツ選手を目指す学生中心に睡眠指導および睡眠管理をしておりますOfficeS4S代表の松本光浩と申します。最近では事業拡大からの法人化を目標として、スポーツだけでなくさまざまな睡眠に関連する課題への取り組みを行なっています。

この記事は前回の公開シンポジウムの続編になります!

「睡眠の質」というワードを聞きますが、そもそも睡眠の質とは何ぞや?
というところを少し深堀してお話したいと思います。

結構僕自身「睡眠の質向上」って聞くと

????????????????

ってなります(笑)
なので極力使いたくはないのですが、見る方は睡眠の質という方がわかりやすいので、わかりやすく伝えたいときは使っています。

というのも、いくつか種類があると思っていて
まず、良質な睡眠とは何かを考えると

・入眠潜時が短い(布団に入ってから眠りにつくまでが短い)
・最初のノンレム睡眠中に徐波睡眠の割合が多い(深い睡眠をしっかりとれている)
・中途覚醒が少ない(夜中に途中で起きる事が少ない)
・早朝覚醒がない(朝早すぎる時間に起きる事がない)
・起床時の満足感が高い(起きた時にスッキリとした感覚がある)

他にもあると思いますが
これだけある中でひとくくりにするのは難しいなと思っています。

また、上記の問題は項目によって解決策が異なります。
全てを一つの方法で解決するのは難しいのかなと思います。

しかし世の中に蔓延る商品は全て
「睡眠の質向上!」とひとくくりに説明しております。

結局どれを目的にしてるのかいまいちわからないんですよね(笑)

多いのは「早く寝ることができる」「深い睡眠がとれる」
この2つなのではないかなと思います。

この前の投稿した研究では、体内リズムが乱れたり、日中の活動量が低いことにより疲れがたまらないことによって、「なかなか眠りにつけない」ということが睡眠の質となっております。

つまり上記を改善するには、日中の活動量を増やし、体内時計を整えるためにしっかり午前中に光を浴びる事が大切になってきます。

そうすることで「睡眠の質向上」につながります!

しかし先ほども書いたように、睡眠の質と一言でいってもさまざまな問題がありますので、その言葉に惑わされないように注意してください!

まぁ、「睡眠の質」って言葉がわかりやすく、もう浸透しすぎちゃっていますが(笑)

OfficeS4S 代表
睡眠指導者 松本