睡眠の役割は2歳半を境に変化する?研究チームが発表!

カテゴリー睡眠

2020/10/23

睡眠コンサルタントのまつみつです。
今日は最近発表されたある研究について取り上げたいと思います。

タイトルは「睡眠の役割は2歳半を境に変化する」です!
実はこのあたりは自分が睡眠の中でもとても興味がある内容なのです。

睡眠は、乳幼児期には脳を作り上げる役割を大きく担っていますが、2歳半以降では、その役割は脳の維持とダメージの回復に切り替わるとする研究結果が、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)統合生物学・生理学教授のGina Poe氏らにより報告されたそうです。

慢性的な睡眠不足が良くないことや、どのような影響があるのかは日頃から口酸っぱく発信しているつもりなのですが、なぜ睡眠がそれほど大切なのか。もちろん理由はいくつかあるのですが、すべてが解明されていないのが現状です。その解決の糸口になりそうというのがこの研究のようです。

この研究は簡単に説明すると、睡眠に関する60以上の研究データを基に、成長における睡眠に関するデータを解析し、脳と身体の大きさに伴う睡眠の変化を説明できるかを検証したものです。

脳の画像

本研究では、乳幼児の脳では、レム睡眠と呼ばれる脳波を観察すると睡眠中にも関わらず活発に活動している状態の時に脳のシナプスとよばれる構造が作られ、強化されているそうです。この研究者はそのため、「レム睡眠中に乳幼児を起こしてはならない。眠っている乳幼児の脳内では、大切な仕事がなされているのだから」と述べています

レム睡眠の時間は、ヒトだけでなく、ウサギ、ラット、ブタなど多くの動物でも、人間の年齢でいう2歳半頃に、減少することが明らかになったそうです。

また、とても面白いのが、レム睡眠の長さは成長によって脳のサイズが大きくなるにつれ、短くなることです。生まれたばかりのころは睡眠時間の約50%がレム睡眠であるのに対して、10歳までにレム睡眠は約25%と半分にまで減ります。50歳を超えたあたりからは、レム睡眠は睡眠全体の15%程度になると言われています。そしてタイトルにもある通り2歳半を過ぎたあたりから、睡眠の主な役割も、脳の構築→脳の保持に切り替わり、それが続くそうです。

つまりはレム睡眠が減るタイミングで、睡眠の機能が大きく変わるということだそうです。

赤ちゃん

これほど早い段階で睡眠に変化が訪れているということは、研究者たちのあいだでも予想していなかったようです。

レム睡眠の割合は成長するにつれて減ってきますので、ある程度は想像がつきそうではありますが、その役割などまだまだわかっていないことはたくさんあります。日々の研究により睡眠の全貌が明らかになっていくことがとても楽しみですね。

また、研究チームは脳を良好な状態に保つには、夜間に十分な睡眠を取ることが大事だ、睡眠は食事と同じくらい重要であると述べています。研究チームがこのように指摘しているのです、睡眠を犠牲にして活動するのはなるべく控えてくださいね。

では、より睡眠をとるためには、どうしたらよいの?
そのような方はぜひ睡眠コンサルタントにご相談ください!

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睡眠コンサルタント まつみつ